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第24回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ
PPL 2022

日程: 2022年3月6日(日) 〜 8日(火)
会場: オンライン (Zoom, Gather, Slack)
会場: 東京工業大学 70周年記念講堂 (ハイブリッド開催予定)
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
主催: 日本ソフトウェア科学会 プログラミング論研究会

おしらせ

PPL 2022 の開催形式について(2022年1月8日更新)

COVID-19 の影響により PPL 2022 は完全オンライン(Zoom, Gather, Slack)での開催といたします.


PPL 2022 は,通常の研究会形式での開催となります.また,発表者を含む全ての参加者がオンライン参加と現地参加とを自身で選択できる,ハイブリッド形式を採用する予定です.

以前の PPL は合宿形式で開催しておりましたが,COVID-19 の影響により,前々回の PPL 2020 は現地開催を緊急中止し,前回の PPL 2021 もオンラインでの開催となりました.今回の PPL 2022 につきましては,現地での開催への最初のステップとして,合宿形式ではなく,通常の研究会形式での開催を採用することとなりました.

現地開催を目指す PPL 2022 ですが,参加者によっては現地での参加が難しい可能性もあります.そのため,発表者を含む全ての参加者について,現地参加とオンライン参加とを選択可能とする予定です.なお,ポスター・デモ発表のセッションにつきましては,現地開催とオンライン開催を同時に行うことは技術的に困難なため,全てのポスター・デモ発表についてオンラインセッションでの発表とする予定です.

なお,状況によっては完全オンラインでの開催へ移行する可能性もあります.開催形式の変更に関する判断は,少なくともワークショップ開催の 2ヶ月前までを目処に行う予定です.開催に関する詳しい動向は随時 Web ページ等で公開します.

論文賞・特別奨励賞

PPL 2022 論文賞
川俣 楓河(早稲田大学),寺内 多智弘(早稲田大学) 代数的エフェクトハンドラを持つ言語のためのトレースエフェクト

受賞理由:代数的エフェクトおよびそのハンドラを備えた言語に対する研究が盛んに進められているが,それらの言語に対する検証手法の研究はあまり進んでいない. 本論文では代数的エフェクトを持つ言語体型に対して,オペレーションをハンドル済みかどうかで区別し,さらに,ハンドラとしてシャローハンドラを採用することにより,トレースエフェクトを見積もるための型システムを与えている.また,提案手法は丁寧かつ明瞭なプレゼンテーションによってまとめられている.以上の理由により,本論文に対し PPL 2022 論文賞を授与する.

PPL 2022 発表賞  (学生の部)
脇坂 遼(京都大学) Type-based Qubit Allocation for a First-Order Quantum Programming Language
PPL 2022 発表賞  (一般の部)
諏訪 敬之(民間企業) 複数ステージの値が同一ストラクチャのメンバとして共存できる多段階計算のためのモジュールシステム
PPL 2022 ポスター賞(学生の部)
伊藤 将希(岐阜大学) OCamlのための構文上の穴を用いたアドホック多相のプリプロセッサによる実装
PPL 2022 ポスター賞(一般の部)
叢悠悠(東京工業大学) 型を利用した音楽自動生成に向けて

PPL 2022 論文賞は,カテゴリ1 の採択論文の中から,特に独創的なアイディアや顕著な成果を含むものとして PPL 2022 プログラム委員会により選定された論文です. PPL 2022 発表賞,ポスター賞はそれぞれ,PPL 参加者の投票により「最もよいと思った発表」として最多の票を集めたものです.

招待講演

講演の詳細につきましては「招待講演」ページをご覽ください.

目的および概要

PPL 2022 は,プログラミングとプログラミング言語に関連する幅広い分野の研究者・技術者・学生が一堂に会し,最新の研究成果や新たな研究課題の提案・討論・アイディア交換を行うことを目的とした研究集会です.代表的なトピックは以下のようなものですが,これらに限らず,プログラミングやプログラミング言語に関する内容であれば,基礎理論・実装技術の研究からソフトウェアやツールの実現に至るまで,幅広く受け入れます.

基礎理論: 意味論,ラムダ計算,型理論,項書き換え,形式論理と証明,形式言語とオートマトン,圏論,チューリング機械,アルゴリズムなど
言語デザイン: 各種プログラミングパラダイム(オブジェクト指向・関数型・論理型・アスペクト指向,その他あらゆるパラダイムを含む),モジュール化,メタプログラミング,並行・並列・分散計算,型システム,言語や言語システム等の相互運用,領域限定言語など
言語処理系技術: コンパイラ,インタプリタ,実行時システム,仮想機械,プログラム最適化,プログラム解析,プログラム変換,メモリ管理など
プログラミング補助: プログラム検証器,デバッガ,プロファイラ,統合開発環境,プログラム合成,リファクタリングなど
ケーススタディ: ソフトウェア開発報告,プログラミング技法,ツールの紹介など
応用: システムソフトウェア, Webシステム,データベースシステム,数値計算,ユーザーインタフェース,セキュリティ,プログラミング教育,人工知能・機械学習など

発表募集は以下の4カテゴリに分けて行います.

カテゴリ1: 国内外未発表論文
カテゴリ2: 国際既発表論文
カテゴリ3: ポスター・デモ発表
カテゴリ4: サーベイ・チュートリアル

カテゴリ1の採択論文の中から,特に独創的なアイディアや顕著な成果を含むものに対して論文賞を授与する予定です.さらに,カテゴリ1・2・4 の全発表のなかから最も聴衆の支持を集めたものに発表賞,カテゴリ3 の全発表のなかから最も聴衆の支持を集めたものにポスター賞を授与する予定です(いずれも一般の部・学生の部の 2種類,ただし「発表賞」は既受賞者を除く).

募集要項

カテゴリ1 (国内外未発表論文)

カテゴリ1では,国内外で未発表の論文発表を募集します.PPL での議論をもとに研究を発展させ,国際会議や学術論文誌への投稿につなげることを奨励しています.そのため,予稿集の配布は参加者のみへの限定的なものとします. 参加者相互で実りある議論ができるような,発展途上の研究を特に歓迎します.複数名の査読者による研究の発展性・重要性・根拠の確かさ・説明の明瞭さの評価をもとにプログラム委員会で議論し,採否を判断します.特に以下の点にご注意ください.

カテゴリ1 で発表された研究のうち,PPL 2022 プログラム委員会により優れていると認められたものは, PPL 2022 終了後(2022年6月中旬投稿締切予定),「コンピュータソフトウェア」誌の PPL 2022 推薦論文として投稿が可能です.推薦論文は,PPL プログラム委員が引き続き査読を行うことによる,迅速な査読プロセスを特長としています. また,特集号の締切後であっても,推薦を受けた研究もしくはそれをさらに発展させた研究を PPL 推薦論文として「コンピュータソフトウェア」誌に投稿することが可能です.たとえば,PPL で発表した研究を国際会議等で発表した後,さらに発展させて推薦論文として投稿することができます.

発表申込締切: 2021年12月24日(金) 17:00 (JST)

論文提出締切: 2022年1月7日(金)  17:00 (JST)

採否通知:   2022年1月31日(月)

カテゴリ2 (国際既発表論文)

カテゴリ2では,国際会議や国際学術論文誌等で発表された,または採録決定済みの,研究成果の紹介を募集します.PPL との関連性,プログラム全体のバランス,発表された媒体等をもとにプログラム委員会で議論し,採否を判断します.

発表申込締切: 2022年1月21日(金) 17:00 (JST)

採否通知:   2022年2月1日(火)

カテゴリ3 (ポスター・デモ発表)

カテゴリ3では,PPL に関連する内容(未発表・既発表いずれでも構いません)についてのポスター発表を募集します.萌芽的なアイデアの紹介やツールのデモンストレーションなども歓迎します.PPLとの関連性・プログラム全体のバランスをもとに,プログラム委員による議論によって採否を判断します.

発表申込締切: 2022年2月2日(水) 17:00 (JST)

採否通知:   2022年2月4日(金)

カテゴリ4 (サーベイ・チュートリアル)

カテゴリ4では,研究動向の紹介・分野間の相互理解・ツールのチュートリアルなど,PPL の聴衆にとって有益な学術知識の紹介を募集します.未発表・既発表の別を問いません.PPL との関連性,内容の重要性,発表者の経歴,プログラム全体のバランス等をもとにプログラム委員会で議論し,採否を判断します.

発表申込締切: 2022年1月21日(金) 17:00 (JST)

採否通知:   2022年2月1日(火)

投稿・発表申込要項

すべてのカテゴリの投稿・発表について,以下のURLから申し込んでください.

https://easychair.org/conferences/?conf=ppl2022
申込にあたってはEasyChairのアカウントが必要です.申し込み時にEasychairで入力する氏名,所属の情報はプログラム作成に用いますので,参加者の便宜を考慮し,日本語が良いと考えられる場合には日本語での入力をお願いいたします.各カテゴリの申込要領の詳細は以下の通りです.

カテゴリ1(国内外未発表論文)

投稿手続きは2段階です.発表申込を行った上で論文提出を行ってください.

発表申込締切 2021年12月24日(金) 17:00 (JST)
著者名,所属,論文タイトル,論文概要(日本語300〜400字程度,もしくは英語200 words程度),キーワード(3つ以上)を提出してください.
論文提出締切 2022年1月7日(金) 17:00 (JST)
本文10〜15ページ程度(参考文献を除く)の論文(日本語もしくは英語,PDF形式.PPL2022ウェブページにて指定のスタイルファイルを利用のこと)を提出してください.最大ページ数を超える付録は投稿版に入れることができます(最終原稿においては削除いただく可能性があります).著者のWebページ等においてソースコードや 実験データなどを載せて引用しても構いません.最大ページ数を超える付録やWebページ等の情報については査読において考慮されない場合もあります.
採否通知 2022年1月31日(月)
採録された論文の最終原稿の提出方法は,採否通知にてお知らせします.

(注) 採録された論文等著作物は,日本ソフトウェア科学会著作権規定にもとづいて利用されますので,予めご確認ください.また,採録された論文等著作物に対して著作権の譲渡を求めません.

(注) 投稿論文と類似の論文を,他の会議(予稿集を出版するもの)・論文誌などに同時投稿する場合は,査読の有無にかかわらず,その旨を発表申込および論文提出の際に明記してください.PPLでは同時投稿の事実のみをもって論文を不採録とすることはありませんが,採否の決定に利用する場合があります(他の会議との重複を避けるため,発表内容についての条件付採録とすることもあります).

カテゴリ2(国際既発表論文)

発表申込締切 2022年1月21日(金) 17:00 (JST)
原論文(ページ数不問,PDF形式)と論文概要(テキスト形式)を,著者名,所属,論文タイトル,キーワード(3つ以上),原論文の出典(発表会議名,掲載済/予定の別等を含む)と併せて提出してください.また,その他プログラム委員会への連絡事項(PPL で発表することに関しての懸念,注意点,事情,要望等)があれば任意で提出してください.
採否通知 2022年2月1日(火)

カテゴリ3(ポスター・デモ発表)

発表申込締切 2022年2月2日(水) 17:00 (JST)
希望する発表形態を明記して著者名,所属,発表タイトル,発表概要(200~300字程度),キーワード(3つ以上)を提出してください.発表形態については,投稿フォームで選択するとともに,発表タイトル(Title欄)の最後の部分に括弧()に入れて,「ポスター」「デモ」「ポスター・デモ」のいずれかを記載してください.
採否通知 2022年2月4日(金)

カテゴリ4(サーベイ・チュートリアル)

発表申込締切 2022年1月21日(金) 17:00 (JST)
著者名,所属,発表タイトル,キーワード(3つ以上),発表概要(3ページ以内,PDF形式.目的,カバーする話題,想定する聴衆,必要な知識の記述を含むもの)を提出してください.
採否通知 2022年2月1日(火)

原稿用スタイルファイル

カテゴリ1の原稿作成の際に下記のスタイルファイルをご利用下さい.

スタイルファイル ppl2022-style.zip

ワークショップ全般に関する問い合わせ先

ppl2022-oc[at]googlegroups.com ([at]を @ に置き換えてください)

発表/プログラムに関する問い合わせ先

ppl2022-pc-chair[at]jssst-ppl.org ([at]を @ に置き換えてください)

運営組織

プログラム委員会

プログラム共同委員長 稲葉 一浩Google
プログラム共同委員長 江本 健斗九州工業大学
青戸 等人新潟大学
石崎 一明日本IBM
今井 敬吾岐阜大学
勝股 審也国立情報学研究所
菊池 健太郎東北大学
倉光 君郎日本女子大学
小宮 常康電気通信大学
酒寄 健Università di Bologna
佐藤 重幸東京大学
佐藤 亮介東京大学
澄川 靖信拓殖大学
宋  剛秀神戸大学
叢  悠悠東京工業大学
高野 保真北里大学
千葉 滋東京大学
中澤 巧爾名古屋大学
中正 和久山口大学
中丸 智貴東京大学
橋本 健二名古屋大学
日高 宗一郎法政大学
藤田 憲悦群馬大学
前田 敦司筑波大学
増原 英彦東京工業大学
室屋 晃子京都大学

組織委員会

組織委員長新屋 良磨 秋田大学
組織副委員長関山 太朗国立情報学研究所
財務担当和賀 正樹京都大学
財務副担当山田 晃久産業技術総合研究所
会場担当叢  悠悠東京工業大学
会場副担当北川 舞
渉外担当水島 宏太OPT, Inc.
プログラム共同委員長稲葉 一浩Google
プログラム共同委員長江本 健斗九州工業大学
前プログラム共同委員長上野 雄大新潟大学
前プログラム共同委員長海野 広志筑波大学

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