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第26回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ
PPL 2024

日程: 2024年3月5日(火) 9:00 〜 7日(木) 16:20
会場: 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター および オンラインのハイブリッド開催
主催: 日本ソフトウェア科学会 プログラミング論研究会

PPL 2024 は 現地参加 197名・全体 257名の皆様にご参加いただき,盛会のうちに終了しました.どうもありがとうございました.
PPL 2025 でまたお会いしましょう!

おしらせ

(過去のお知らせ)

論文賞・発表賞・ポスター賞

PPL 2024 論文賞
野上 大成,寺内 多智弘(早稲田大学) Regular Expressions with Backreferences on Multiple Context-Free Languages, and Star-Closedness

受賞理由:本論文は後方参照という能力で拡張した正規表現 rewb が認識する言語が 1)parallel multiple context-free languages (PMCFL) に含まれること; 2)multiple context-free languages (MCFL) には一般には含まれないこと; 3)rewb に star-closedness という制約を課して参照の使用回数を制限することで MCFL や nonerasing stack languages (NESL) に含まれるようになることを証明する.後方参照は Java,Python,JavaScript を始めとした多くのプログラミング言語の標準ライブラリでサポートされているなど実用的には幅広く用いられている機能である一方,その表現能力に関しては未知の点も多い.本論文は rewb の認識する言語が PMCFL に含まれることや star-closed rewb の認識する言語が MCFL や NESL に含まれることを構成的に証明し,rewb の認識する言語が一般には MCFL に含まれないことは MCFL に対するポンピング補題を用いて証明している.本論文の貢献は理論的に込み入ったものであるが,丁寧かつ明快にまとめられている.以上の理由により,本論文に対し PPL 2024 論文賞を授与する.

PPL 2024 発表賞
両角 颯(東京大学) プレゼンテーションスライド作成のためのSATySFiノートブック環境
PPL 2024 学生発表賞
Fuga Kawamata (早稲田大学) Answer Refinement Modification: Refinement Type System for Algebraic Effects and Handlers
PPL 2024 ポスター賞
大森 章裕 (東京工業大学) Postの対応問題に対する様々なアプローチ
PPL 2024 学生ポスター賞
大渕 雄生(東京大学) 現在存在しないプログラミング言語向け大規模言語モデルの開発に向けた予備実験

PPL 2024 論文賞は,カテゴリ1の採択論文の中から,特に独創的なアイディアや顕著な成果を含むものとして PPL 2024 プログラム委員会により選定された論文です. PPL 2024 発表賞は,PPL参加者の投票により最も多くの聴衆の支持を集めた発表です.また,PPL 2024 学生発表賞は,発表賞を除いて最も多くの聴衆の支持を集めた学生による発表です. PPL 2024 ポスター賞は,PPL参加者の投票により最も多くの聴衆の支持を集めたポスター・デモ発表です.また,PPL 2024 学生ポスター賞は,ポスター賞を除いて最も多くの聴衆の支持を集めた学生によるポスター・デモ発表です.

招待講演

PPL 2024 では,以下のお二方の招待講演を予定しております:

PPL 2024 の開催形式について

PPL 2024 は,通常の研究会形式での,対面を中心としたハイブリッド開催を予定しています.

対面を中心とするのは,PPL 2024 を以前の PPL と同様にカジュアルかつインフォーマルな意見交換や交流の場にするためであり,発表者には原則対面でご参加いただくことを考えております.それに加えて,より広範な方々に研究の議論にご参加いただくためにも,COVID-19 状況下で獲得した知見を生かしてオンラインでも参加者に非同期・同期的な聴講および質疑の場を提供する予定です.ただし,ポスター・デモセッションは対面でのみ行い,オンラインへの提供は行わない予定です.

目的および概要

PPL 2024 は,プログラミングとプログラミング言語に関連する幅広い分野の研究者・技術者・学生が一堂に会し,最新の研究成果や新たな研究課題の提案・討論・アイディア交換を行うことを目的とした研究集会です.代表的なトピックは以下のようなものですが,これらに限らず,プログラミングやプログラミング言語に関する内容であれば,基礎理論・実装技術の研究からソフトウェアやツールの実現に至るまで,幅広く受け入れます.

基礎理論: 意味論,ラムダ計算,型理論,項書き換え,形式論理と証明,形式言語とオートマトン,圏論,チューリング機械,アルゴリズムなど
言語デザイン: 各種プログラミングパラダイム(オブジェクト指向・関数型・論理型・アスペクト指向,その他あらゆるパラダイムを含む),モジュール化,メタプログラミング,並行・並列・分散計算,型システム,言語や言語システム等の相互運用,領域限定言語など
言語処理系技術: コンパイラ,インタプリタ,実行時システム,仮想機械,プログラム最適化,プログラム解析,プログラム変換,メモリ管理など
プログラミング補助: プログラム検証器,デバッガ,プロファイラ,統合開発環境,プログラム合成,リファクタリングなど
ケーススタディ: ソフトウェア開発報告,プログラミング技法,ツールの紹介など
応用: システムソフトウェア,Webシステム,データベースシステム,数値計算,ユーザーインタフェース,セキュリティ,プログラミング教育,人工知能・機械学習など

以下の4カテゴリの研究発表を募集します.

カテゴリ1: 国内外未発表論文
カテゴリ2: 国際既発表論文
カテゴリ3: ポスター・デモ発表
カテゴリ4: サーベイ・チュートリアル

募集要項

カテゴリ1 (国内外未発表論文)

国内外で未発表の論文発表を募集します.PPL での議論をもとに研究を発展させ,国際会議や学術論文誌への投稿につなげることを奨励しています.そのため,予稿集の配布は参加者のみへの限定的なものとします.参加者相互で実りある議論ができるような,発展途上の研究を特に歓迎します.複数名の査読者による研究の発展性・重要性・根拠の確かさ・説明の明瞭さの評価をもとにプログラム委員会で議論し,採否を判断します.特に以下の点にご注意ください.

発表申込締切: 2023年12月22日(金)17:00 (JST)

論文提出締切: 2024年 1月 5日(金)17:00 (JST)

採否通知: 2024年 1月29日(月)

カテゴリ2 (国際既発表論文)

国際会議や国際学術論文誌等で発表済みまたは採録決定済みの,自身が著者の一人に含まれている研究論文の紹介を募集します.PPLとの関連性,プログラム全体のバランス,発表された媒体等をもとにプログラム委員会で議論し,採否を判断します.

発表申込締切: 2024年 1月19日(金)17:00 (JST)

採否通知:2024年 1月30日(火)

カテゴリ3 (ポスター・デモ発表)

PPL に関連する内容(未発表・既発表いずれでも構いません)についてのポスター発表を募集します.萌芽的なアイデアの紹介やツールのデモンストレーションなども歓迎します.PPLとの関連性・プログラム全体のバランスをもとに,プログラム委員による議論によって採否を判断します.

発表申込締切: 2024年 1月31日(水)17:00 (JST)

採否通知: 2024年 2月 2日(金)

カテゴリ4 (サーベイ・チュートリアル)

研究動向の紹介・分野間の相互理解・ツールのチュートリアルなど,PPL の聴衆にとって有益な学術知識の紹介を募集します.未発表・既発表の別を問いません.PPL との関連性,内容の重要性,発表者の経歴,プログラム全体のバランス等をもとにプログラム委員会で議論し,採否を判断します.

発表申込締切: 2024年 1月19日(金)17:00 (JST)

採否通知:2024年 1月30日(火)

カテゴリ1 の採択論文の中から,特に独創的なアイディアや顕著な成果を含むものに対して論文賞を授与する予定です.さらに,カテゴリ1・2 の全発表の中から最も聴衆の支持を集めた者に発表賞を,それに準ずる支持を集めた学生に学生発表賞を授与する予定です(ただし既受賞者を除く).また,カテゴリ3 の全発表の中から最も聴衆の支持を集めた者にポスター賞を,それに準ずる支持を集めた学生に学生ポスター賞を授与する予定です.

投稿・発表申込要項

以下のURLから申し込んでください.

カテゴリ1・2・4
https://easychair.org/conferences/?conf=ppl2024
カテゴリ3
https://forms.gle/6sSxxxjhoS2WDBGAA

カテゴリ1・2・4の申込にあたってはEasyChairのアカウントが必要です.申し込み時に入力する氏名,所属の情報はプログラム作成に用いますので,参加者の便宜を考慮し,表記が日本語が良いと考えられる場合には日本語での入力をお願いいたします.各カテゴリの申込要領の詳細は以下の通りです.

カテゴリ1(国内外未発表論文)

投稿手続きは2段階です.発表申込を行った上で論文提出を行ってください.

発表申込締切 2023年12月22日(金) 17:00 (JST)
著者名,所属,論文タイトル,論文概要(日本語300〜400字程度,もしくは英語200 words程度),キーワード(3つ以上)を提出してください.
論文提出締切 2024年1月5日(金) 17:00 (JST)
本文10〜15ページ程度(参考文献を除く)の論文(日本語もしくは英語,PDF形式.PPL2024ウェブページにて指定のスタイルファイルを利用のこと)を提出してください.最大ページ数を超える付録は投稿版に入れることができます(最終原稿においては削除いただく可能性があります).著者のWebページ等においてソースコードや 実験データなどを載せて引用しても構いません.最大ページ数を超える付録やWebページ等の情報については査読において考慮されない場合もあります.
採否通知 2024年1月29日(月)
採録された論文の最終原稿の提出方法は,採否通知にてお知らせします.
最終原稿締切 2024年2月16日(金) 17:00 (JST)

(注) 採録された論文等著作物は,日本ソフトウェア科学会著作権規定にもとづいて利用されますので,予めご確認ください.また,採録された論文等著作物に対して著作権の譲渡を求めません.

(注) 投稿論文と類似の論文を,他の会議(予稿集を出版するもの)・論文誌などに同時投稿する場合は,査読の有無にかかわらず,その旨を発表申込および論文提出の際に明記してください.PPLでは同時投稿の事実のみをもって論文を不採録とすることはありませんが,採否の決定に利用する場合があります(他の会議との重複を避けるため,発表内容についての条件付採録とすることもあります).

カテゴリ2(国際既発表論文)

発表申込締切 2024年1月19日(金) 17:00 (JST)
原論文(ページ数不問,PDF形式)と論文概要(テキスト形式)を,著者名,所属,論文タイトル,キーワード(3つ以上),原論文の出典(発表会議名,掲載済/予定の別等を含む)と併せて提出してください.また,その他プログラム委員会への連絡事項(PPL で発表することに関しての懸念,注意点,事情,要望等)があれば任意で提出してください.
採否通知 2024年1月30日(火)

カテゴリ3(ポスター・デモ発表)

発表申込締切 2024年1月31日(水) 17:00 (JST)
著者名,所属,発表タイトル,発表概要(200~300字程度),キーワード(3つ以上)を提出してください.発表形態については,投稿フォームで選択してください.
採否通知 2024年2月2日(金)

カテゴリ4(サーベイ・チュートリアル)

発表申込締切 2024年1月19日(金) 17:00 (JST)
著者名,所属,発表タイトル,キーワード(3つ以上),発表概要(3ページ以内,PDF形式.目的,カバーする話題,想定する聴衆,必要な知識の記述を含むもの)を提出してください.
採否通知 2024年1月30日(火)

原稿用スタイルファイル

カテゴリ1の原稿作成の際に下記のスタイルファイルをご利用下さい.

スタイルファイル ppl-style-v1.zip

ワークショップ全般に関する問い合わせ先

ppl2024-oc [at] googlegroups.com ([at] を @ に置き換えてください)

発表/プログラムに関する問い合わせ先

ppl2024-pc-chair [at] jssst-ppl.org ([at] を @ に置き換えてください)

運営組織

プログラム委員会

プログラム共同委員長 安部 達也 千葉工業大学
プログラム共同委員長 川端 英之 広島市立大学
石尾 隆 公立はこだて未来大学
岩見 宗弘 島根大学
緒方 一則 日本IBM
倉光 君郎 日本女子大学
光来 健一 九州工業大学
酒井 正彦 名古屋大学
新屋 良磨 秋田大学
澄川 靖信 拓殖大学
高野 保真 北里大学
滝坂 透 電子科技大学
田中 哲 産業技術総合研究所
千田 忠賢 NTT社会情報研究所
長 慎也 明星大学
立木 秀樹 京都大学
塚田 武志 千葉大学
中正 和久 山口大学
中村 誠希 東京工業大学
西村 進 京都大学
蓮尾 一郎 国立情報学研究所
日高 宗一郎 法政大学
細部 博史 法政大学
山崎 進 北九州市立大学
山崎 徹郎 東京大学
和賀 正樹 京都大学

組織委員会

組織委員長 木村 大輔 東邦大学
組織副委員長 今井 敬吾 ディー・エヌ・エー
財務担当 池渕 未来 京都大学
財務副担当 森口 草介 東京工業大学
会場担当 松田 直祐 湘南工科大学
会場副担当 橋本 健二 名古屋大学
渉外担当 浅田 和之 東北大学
プログラム共同委員長 安部 達也 千葉工業大学
プログラム共同委員長 川端 英之 広島市立大学
前プログラム共同委員長 松田 一孝 東北大学
前プログラム共同委員長 小宮 常康 電気通信大学

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